妄想お化け☆ぱーとつー
えっちな表現がたまにある、ラノベ系小説を書いています。ノーマルな小説も読んでみたい方は、本館も覗いてみてください。
☆目次☆
●ローファンタジー●
「魔術師よ、私の心に雨を降らせて」
【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】
【第7回】 【第8回】 【第9回】 【第10回】 【第11回・最終話】
【あとがきと人物紹介】
●ライトファンタジー●
「赤い果実と月夜のオアシス」
【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】
【第7回・最終話】 【あとがきと人物紹介】
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【4】
篠崎ミナト。僕を砂漠に送り込みやがった、腐れ村長。偉そうな他力本願め。そりゃあ僕は、あんたの許婚に告白されたさ。でも、「嬉しいよ」って返事しただけだ。別に寝取ったわけじゃあないんだし、この仕打ちはないだろ。
今朝までは、確かにここは楽園だった。美人は懐いてくれるし、壮絶オナニーは見られるし。住居はあるし、美味いものが沢山ある。こんなに最高の場所はないと、断言できた。
ところがいまや、地獄のどん底だ。僕は両手足を縛られて、クローゼットに放り込まれている。突然後ろから襲われたんだが、何がなんだかわからなかった。やっぱりこのオアシスは、罠だったんだな。
最近の僕は、妙にボーっとしていた。僕の中の何かが、時々悲鳴をあげてる気がしていた。もうここにいるべきではないと、どこかでわかっていた。……ずっと怖くて、立ち竦んでいたんだ。なぜだかわからないが。体と心が、日に日に離れていってる気がしてた。
毎日シアが持ってくるスープが、最近の僕の支えになっている。ふとあの味が、恋しくなる瞬間があるんだよな。懐かしくて、恋しくて、愛おしくて。涙が出そうなくらいに美味い。何て言えばいいだろう。「大切な味」? とにかくあのスープは、僕にとって特別なものになっていた。でも今日は、持って来なかったな。いや、持って来られなかったんだろうけど。
―― 一人で悩むしかない空間に、部屋から話が漏れ聞こえてくる。
「何もかも、雨守レインが悪いのよ」
これはシアの姉、レラとかいう女の声だ。この建物の主。恐ろしいまでの美貌で、どこか冷たい。姉妹らしいけど、全然シアとは似てないのが不思議だ。
「ねえシア。そうは思わない? オアシスの魂を暴発させたのも、あなたが男に興味を持ったのも。私の奴隷たちが汚れたのも……。全てあいつのせいだわ」
穴から見える外の光景は、信じられないものになっていた。ブラウスのボタンを外されたシアは、自分で黙々とブラジャーを外している。そして豊満な胸が、露になった。レラとかいう妖怪は、その肉体を舐めまわすように見ている。これって、妹に対する反応じゃありえないよな。おまけに、女が女を見る目でもない。
レラとやらはシアに、「裸体モデルになれ」と言っていた。普段はアートなんて柄じゃないのか、シアはその命令に驚いてたな。
「このメガネをかけて」
レラの命令に、シアは「はい」と従った。
「そこの本で、オナニーしなさい」
その注文には戸惑いを見せたけど、彼女は従順に従う。片手で体を支えて座り、もう片方の手で、本を持った。そして「人間男性学入門」と書かれた本の背を、パンツの上から滑らせ始める。
「あぁ、いいわ。素晴らしいアートができそうよ」
とか言いながら、写生なんかしていない。アートのアの字も無いじゃないか。声色が、だんだん興奮してきてるし。これはもしかして、ヤバイんじゃないのか?
そんな僕の予感は、即行で的中する。レラはおもむろに、自分の下半身を顕わにした。そしてシアの手を、レラの下半身に持っていかせる。
「シア。ここをお舐めなさい」
その注文には、さすがに疑問が湧いたらしい。シアは怪訝な面持ちになった。表情を読み取ったレラは、すかさず彼女に説明する。
「やっと体調が戻ったのよ。これからは、思う存分尽くしてもらうわ」
「それも、アートの一環なのですか?」
「へ? ああ、そうね。確かにアートの一環だわ」
どう考えてもおかしい返答だが、シアはそれでも従うみたいだ。腰を上げて、レラの正面で中腰になる。そして試すように舌を出して、つんつんと姉の秘部をノックした。わずかに潤んだらしいそこを、今度は舌全体で舐めつける。
「わ、私とレラお姉さまが、こんな淫猥なまぐわいを……」
「雨守レインともやったんでしょ? 何を純ぶってるの」
「雨守さまとは、やってないわ。片思いなの。私はただ、モデルになってくださいってお願いしただけ」
「どうだか。まあいいわ」
レラはそういい捨てると、棚から長い棒のようなものを取り出した。
「このおもちゃで、私を気持ち良くさせなさい。そういう構図も、アートには必要よ」
シアは棒のようなおもちゃを手にとって、レラの花びらに押し当てる。真剣な表情で、それをぐにぐに挿入していった。迷いは見受けられない。慣れない手付きではあったけど、まるっきり初めてというわけではなさそうだ。
「ふぅっ」
おもちゃの棒を受け入れたレラは、挿入の圧迫感から甘く息をついた。シアは探るような目をして、おもちゃを出し入れする。レラは、早くもその快楽に酔い始めた。もはやアートなんて口実は、どうでもいい感じだ。
「お姉さま。ここ、ですか?」
「ええ……。そこが、気持ちいいわ」
感じやすい箇所を見つけ出したシアは、執拗に出し入れして追い詰めていく。そしてレラの花びら近くの小さな突起を、ペニスにやるような感じで縦にしごいた。
女性にそうしたところで、そこから精子が出るわけではない。でも、ペニスに似た刺激は得られるようだ。膣の穏やかな快楽とは違った、切ない快楽に溺れているのが見て取れた。
そうしてレラは、快感を溜め込む。溜め込むだけ溜め込んで、頂点の一歩手前で腰を引いた。敢えて、達そうとしていないみたいだ。決してイかないけど、やめさせもしない。
「お、お姉さま。私は一体、どうしたら」
シアは姉の精神力に根を上げる。レラは息を整えると、冷静な面持ちになった。
「リハビリ期間中に禁欲しすぎたせいかしら。もう普通の性行為では、満足できなくなってしまったわ」
そして問う。
「ねえシア。どうしたら私を、イかせることができると思う?」
「え……」
シアは少し、間を置いた。そして恐る恐る口を開く。
「また植物を……育てるのですか?」
「そうね」
レラの即答に、シアは後退りをした。後ろに積んであった本が、バタバタと音を立てて崩れ落ちていく。シアはその場で、腰を抜かしてしまっていた。レラは妹ににじり寄り、その股間に顔をうずめる。
「……ふふふ。植物のことを思い出しただけで、もうこんなに湿ってる」
姉の言葉責めに、恐怖で顔を歪ませた。そしてパニック状態に陥ったシアは、とんでもない言葉を口にする。
「わ、私がお姉さまを、満足いくまで犯して差し上げますからっ。だから、植物だけはどうか……」
シアはおもちゃを拾い上げて、レラを強引に押し倒した。その直後、おもちゃを自分の膣に挿入し、棒が生え出る形にする。そして飛び出した側の棒を、レラの秘部に差し込んでいった。
「あぁあああっ」
一つのおもちゃで、二人の体は一つになる。強引に繋げられたレラは、歓喜の叫び声を上げた。一本の棒は、すぐにお互いの体液で満たされていく。どうもシアの勢いが、レラの感覚を過敏にさせているらしいな。
そして激しくついばむような、濃厚な口付けを開始する。舌を絡め合い、唾液でお互いを汚して。柔らかそうな唇が重なり合う度に、二人は激しく乱れた。どちらの喘ぎ声なのかは、もはやわからない。甘い悲鳴と息遣いが、僕のいるクローゼットの中にまで響き渡ってきていた。
「お姉さま。お姉さまっ」
必死で姉を、レイプしているシア。彼女の様子に、僕の心は崩れていく。
彼女はこんなことをする人じゃなかった。ドジで不器用で、一途で純粋で。僕のことしか見ていなくて。
ああ……。僕ってシアのこと、好きだったんだなあ……。そう思うと同時に、僕の頬を涙が伝っているのがわかった。
「お姉さま。シアのは、気持ちいいですか?!」
「っ……ええ。とても……」
息継ぎの合間に、レラは何とかそう答えた。
「では今、もっと気持ちよくして差し上げ……」
二人を繋ぐおもちゃをつかんで、シアはレラの奥まで届かせようとする。その様子を見て、レラは満足げに笑みを浮かべた。そしてシアの頭を撫でることで、性行動を止めさせる。
「シアは本当にいいコね。ご褒美に、いいものを見せてあげるわ」
レラがパチンと指を鳴らすと、クローゼットのドアが勝手に開いていった。
「!」
突然支えを外されて、僕は焦る。手足が縛られているから、受身が取れないんだ。そしてそのまま、床に叩きつけられた。バタンという音が、この部屋に響き渡る。
「見なさいシア。あなたの大好きな、雨守レインのご登場よ」
「――雨守さま?!」
シアは弾かれるように、レラから離れた。突然の僕の登場に、びっくりしているようだ。
「ちょうどいいじゃないの。この際ここで、告白してしまいなさいよ。シアはあなたのことが好きですって」
「……」
ぶかぶかのメガネをずらせたまま、シアは視線を合わせてくる。
「あまもりさま……。ずっと、見ていたの? これを」
愛液が滴るおもちゃを、シアは軽く持ち上げて言った。
「シア……。こんなになってしまって……」
僕は悲しかった。シアだけは、純粋であり続けて欲しかったから。僕が今まで彼女に触れなかったのは、たぶん特別な存在だったからだ。僕の悲しみに、シアははっとした様子で反応してくる。
「ちが……。雨守さまっ。これ、違うんです! 私、レラお姉さまには逆らえなくて……」
「植物って何? それを使うと、お姉さんともっと、気持ちよくなれるの?」
「そ、それ違……」
淡白な声色で問う僕に、シアは涙をぽろぽろ零して取り繕おうとした。
「違うんです……ちがうんですううー!」
泣き咽ぶシアに、レラは立ち上がり接近していく。
「……お黙りなさい!」
そしてレラは、シアの頬を殴った。
「あうっ」
メガネが窓のとこまではじけ飛び、シアはその場に尻餅をつく。そんな彼女を放置して、レラは僕に振り返った。
「こんにちは、雨守レイン。シアにあんな彫像を創らせるなんて、ずいぶんといいご趣味ですわねえ」
「趣味じゃない。ただ、シアの気持ちに応えただけだ」
レラの嫌味に、そうボソリと答える。悲しさや不機嫌を超越した暗さが、僕を支配し始めていた。それはたぶん、表情にも現れていたことだろう。
「気持ちに応えただけ、ね。わかったわ。じゃあ思う存分、その気持ちとやらに応えてもらいましょう」
シアが涙を飛ばしながら、必死で首を横に振っている。
一体これから、何が始まるっていうんだ?
●続く●
篠崎ミナト。僕を砂漠に送り込みやがった、腐れ村長。偉そうな他力本願め。そりゃあ僕は、あんたの許婚に告白されたさ。でも、「嬉しいよ」って返事しただけだ。別に寝取ったわけじゃあないんだし、この仕打ちはないだろ。
今朝までは、確かにここは楽園だった。美人は懐いてくれるし、壮絶オナニーは見られるし。住居はあるし、美味いものが沢山ある。こんなに最高の場所はないと、断言できた。
ところがいまや、地獄のどん底だ。僕は両手足を縛られて、クローゼットに放り込まれている。突然後ろから襲われたんだが、何がなんだかわからなかった。やっぱりこのオアシスは、罠だったんだな。
最近の僕は、妙にボーっとしていた。僕の中の何かが、時々悲鳴をあげてる気がしていた。もうここにいるべきではないと、どこかでわかっていた。……ずっと怖くて、立ち竦んでいたんだ。なぜだかわからないが。体と心が、日に日に離れていってる気がしてた。
毎日シアが持ってくるスープが、最近の僕の支えになっている。ふとあの味が、恋しくなる瞬間があるんだよな。懐かしくて、恋しくて、愛おしくて。涙が出そうなくらいに美味い。何て言えばいいだろう。「大切な味」? とにかくあのスープは、僕にとって特別なものになっていた。でも今日は、持って来なかったな。いや、持って来られなかったんだろうけど。
―― 一人で悩むしかない空間に、部屋から話が漏れ聞こえてくる。
「何もかも、雨守レインが悪いのよ」
これはシアの姉、レラとかいう女の声だ。この建物の主。恐ろしいまでの美貌で、どこか冷たい。姉妹らしいけど、全然シアとは似てないのが不思議だ。
「ねえシア。そうは思わない? オアシスの魂を暴発させたのも、あなたが男に興味を持ったのも。私の奴隷たちが汚れたのも……。全てあいつのせいだわ」
穴から見える外の光景は、信じられないものになっていた。ブラウスのボタンを外されたシアは、自分で黙々とブラジャーを外している。そして豊満な胸が、露になった。レラとかいう妖怪は、その肉体を舐めまわすように見ている。これって、妹に対する反応じゃありえないよな。おまけに、女が女を見る目でもない。
レラとやらはシアに、「裸体モデルになれ」と言っていた。普段はアートなんて柄じゃないのか、シアはその命令に驚いてたな。
「このメガネをかけて」
レラの命令に、シアは「はい」と従った。
「そこの本で、オナニーしなさい」
その注文には戸惑いを見せたけど、彼女は従順に従う。片手で体を支えて座り、もう片方の手で、本を持った。そして「人間男性学入門」と書かれた本の背を、パンツの上から滑らせ始める。
「あぁ、いいわ。素晴らしいアートができそうよ」
とか言いながら、写生なんかしていない。アートのアの字も無いじゃないか。声色が、だんだん興奮してきてるし。これはもしかして、ヤバイんじゃないのか?
そんな僕の予感は、即行で的中する。レラはおもむろに、自分の下半身を顕わにした。そしてシアの手を、レラの下半身に持っていかせる。
「シア。ここをお舐めなさい」
その注文には、さすがに疑問が湧いたらしい。シアは怪訝な面持ちになった。表情を読み取ったレラは、すかさず彼女に説明する。
「やっと体調が戻ったのよ。これからは、思う存分尽くしてもらうわ」
「それも、アートの一環なのですか?」
「へ? ああ、そうね。確かにアートの一環だわ」
どう考えてもおかしい返答だが、シアはそれでも従うみたいだ。腰を上げて、レラの正面で中腰になる。そして試すように舌を出して、つんつんと姉の秘部をノックした。わずかに潤んだらしいそこを、今度は舌全体で舐めつける。
「わ、私とレラお姉さまが、こんな淫猥なまぐわいを……」
「雨守レインともやったんでしょ? 何を純ぶってるの」
「雨守さまとは、やってないわ。片思いなの。私はただ、モデルになってくださいってお願いしただけ」
「どうだか。まあいいわ」
レラはそういい捨てると、棚から長い棒のようなものを取り出した。
「このおもちゃで、私を気持ち良くさせなさい。そういう構図も、アートには必要よ」
シアは棒のようなおもちゃを手にとって、レラの花びらに押し当てる。真剣な表情で、それをぐにぐに挿入していった。迷いは見受けられない。慣れない手付きではあったけど、まるっきり初めてというわけではなさそうだ。
「ふぅっ」
おもちゃの棒を受け入れたレラは、挿入の圧迫感から甘く息をついた。シアは探るような目をして、おもちゃを出し入れする。レラは、早くもその快楽に酔い始めた。もはやアートなんて口実は、どうでもいい感じだ。
「お姉さま。ここ、ですか?」
「ええ……。そこが、気持ちいいわ」
感じやすい箇所を見つけ出したシアは、執拗に出し入れして追い詰めていく。そしてレラの花びら近くの小さな突起を、ペニスにやるような感じで縦にしごいた。
女性にそうしたところで、そこから精子が出るわけではない。でも、ペニスに似た刺激は得られるようだ。膣の穏やかな快楽とは違った、切ない快楽に溺れているのが見て取れた。
そうしてレラは、快感を溜め込む。溜め込むだけ溜め込んで、頂点の一歩手前で腰を引いた。敢えて、達そうとしていないみたいだ。決してイかないけど、やめさせもしない。
「お、お姉さま。私は一体、どうしたら」
シアは姉の精神力に根を上げる。レラは息を整えると、冷静な面持ちになった。
「リハビリ期間中に禁欲しすぎたせいかしら。もう普通の性行為では、満足できなくなってしまったわ」
そして問う。
「ねえシア。どうしたら私を、イかせることができると思う?」
「え……」
シアは少し、間を置いた。そして恐る恐る口を開く。
「また植物を……育てるのですか?」
「そうね」
レラの即答に、シアは後退りをした。後ろに積んであった本が、バタバタと音を立てて崩れ落ちていく。シアはその場で、腰を抜かしてしまっていた。レラは妹ににじり寄り、その股間に顔をうずめる。
「……ふふふ。植物のことを思い出しただけで、もうこんなに湿ってる」
姉の言葉責めに、恐怖で顔を歪ませた。そしてパニック状態に陥ったシアは、とんでもない言葉を口にする。
「わ、私がお姉さまを、満足いくまで犯して差し上げますからっ。だから、植物だけはどうか……」
シアはおもちゃを拾い上げて、レラを強引に押し倒した。その直後、おもちゃを自分の膣に挿入し、棒が生え出る形にする。そして飛び出した側の棒を、レラの秘部に差し込んでいった。
「あぁあああっ」
一つのおもちゃで、二人の体は一つになる。強引に繋げられたレラは、歓喜の叫び声を上げた。一本の棒は、すぐにお互いの体液で満たされていく。どうもシアの勢いが、レラの感覚を過敏にさせているらしいな。
そして激しくついばむような、濃厚な口付けを開始する。舌を絡め合い、唾液でお互いを汚して。柔らかそうな唇が重なり合う度に、二人は激しく乱れた。どちらの喘ぎ声なのかは、もはやわからない。甘い悲鳴と息遣いが、僕のいるクローゼットの中にまで響き渡ってきていた。
「お姉さま。お姉さまっ」
必死で姉を、レイプしているシア。彼女の様子に、僕の心は崩れていく。
彼女はこんなことをする人じゃなかった。ドジで不器用で、一途で純粋で。僕のことしか見ていなくて。
ああ……。僕ってシアのこと、好きだったんだなあ……。そう思うと同時に、僕の頬を涙が伝っているのがわかった。
「お姉さま。シアのは、気持ちいいですか?!」
「っ……ええ。とても……」
息継ぎの合間に、レラは何とかそう答えた。
「では今、もっと気持ちよくして差し上げ……」
二人を繋ぐおもちゃをつかんで、シアはレラの奥まで届かせようとする。その様子を見て、レラは満足げに笑みを浮かべた。そしてシアの頭を撫でることで、性行動を止めさせる。
「シアは本当にいいコね。ご褒美に、いいものを見せてあげるわ」
レラがパチンと指を鳴らすと、クローゼットのドアが勝手に開いていった。
「!」
突然支えを外されて、僕は焦る。手足が縛られているから、受身が取れないんだ。そしてそのまま、床に叩きつけられた。バタンという音が、この部屋に響き渡る。
「見なさいシア。あなたの大好きな、雨守レインのご登場よ」
「――雨守さま?!」
シアは弾かれるように、レラから離れた。突然の僕の登場に、びっくりしているようだ。
「ちょうどいいじゃないの。この際ここで、告白してしまいなさいよ。シアはあなたのことが好きですって」
「……」
ぶかぶかのメガネをずらせたまま、シアは視線を合わせてくる。
「あまもりさま……。ずっと、見ていたの? これを」
愛液が滴るおもちゃを、シアは軽く持ち上げて言った。
「シア……。こんなになってしまって……」
僕は悲しかった。シアだけは、純粋であり続けて欲しかったから。僕が今まで彼女に触れなかったのは、たぶん特別な存在だったからだ。僕の悲しみに、シアははっとした様子で反応してくる。
「ちが……。雨守さまっ。これ、違うんです! 私、レラお姉さまには逆らえなくて……」
「植物って何? それを使うと、お姉さんともっと、気持ちよくなれるの?」
「そ、それ違……」
淡白な声色で問う僕に、シアは涙をぽろぽろ零して取り繕おうとした。
「違うんです……ちがうんですううー!」
泣き咽ぶシアに、レラは立ち上がり接近していく。
「……お黙りなさい!」
そしてレラは、シアの頬を殴った。
「あうっ」
メガネが窓のとこまではじけ飛び、シアはその場に尻餅をつく。そんな彼女を放置して、レラは僕に振り返った。
「こんにちは、雨守レイン。シアにあんな彫像を創らせるなんて、ずいぶんといいご趣味ですわねえ」
「趣味じゃない。ただ、シアの気持ちに応えただけだ」
レラの嫌味に、そうボソリと答える。悲しさや不機嫌を超越した暗さが、僕を支配し始めていた。それはたぶん、表情にも現れていたことだろう。
「気持ちに応えただけ、ね。わかったわ。じゃあ思う存分、その気持ちとやらに応えてもらいましょう」
シアが涙を飛ばしながら、必死で首を横に振っている。
一体これから、何が始まるっていうんだ?
●続く●
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